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「怒らない」をつくるということ

あいぽんの子育てコラム① 「怒らない」をつくるということ

この「あいぽんの子育てコラムシリーズ」では、筆者あいぽんが自身の子育ての中で「こう考えたらラクなんじゃないかな」と思うこと、小学生の我が子に対して思うことをコラム形式でお届けするものです。
世の中のお母さんへのアドバイス的に書いた内容の中には、自分がその通りにできているかどうかは別問題、または完全に棚に上げたものもあります。どうぞ肩の力を抜いて、ごゆるりとお読みください。

タップできる目次

子育て中の子供への怒り

子育てをしていると、思い通りに動いてくれない我が子にイライラし、子供に怒りをぶつけてしまうことがしょっちゅうあります。

我が家には、現在小2で周りの子と比べると少々おませで口が達者な娘と、現在年中でかなりワガママ・我慢が苦手で甘えん坊すぎる息子がいます。

どちらの子供にもイラッ!とする瞬間は多々あり、母になって8年経ちますが、自分の心の余裕のなさと毎日毎日戦ってきた8年間だったように思います。

ところがここ最近は(特にこの1年くらい)、以前と比べたらずっと怒る頻度やひと怒りごとの”怒り度数”が減ったように思うのです。

もちろんゼロにはなりません。本能だけで生きている人と生活しているんですから。

でも、明らかに怒る頻度や怒り度数が減ったのはなぜなのか、この1年の自分の変化を振り返ってみたいと思います。

これで完全に「あなたも怒らなくなりますよ!」なんてことはないと思いますが、1度でも、少しでもあなたの怒りが減るきっかけになったなら嬉しいです。

どうして子供に怒ってしまうのか

どうして子供に怒ってしまうのか

そもそもなぜ私たちは、子供に怒ってしまうのでしょうか。

怒ることと叱ることはもちろん違います。

ここで言うところの「怒る」とは、子供に対して感情的に怒りをぶつけてしまうことや、ぶつけないまでも自分の中に「子供が原因の」イライラを発生させることを指しています。

子供に対して怒る時の”怒りのメカニズム”

おそらく多くの親の「怒りのメカニズム」は、こんな感じです。

子供に対してこうしてほしい、こうあるべきという親の希望や自分なりのルールがある
  ↓
子供が親の思い通り・ルール通りに動かない
  ↓
「物事が自分の思い通りにいかないこと」への苛立ち、怒り

そうです。

怒りの原因を紐解いていくと、結局は子供に対して怒っているのではなく、(きっかけを作ったのが子供というだけで)実際のところは「物事が自分の思い通りにいかないこと」自分の希望がかなわないこと」に対して私たちは怒っているんです。

少なくとも私はそうなんだ、と自己分析しました。

子供がなかなか宿題をしない。取り掛かろうとしない。

それは、「決められたことをきちんとやらない子供」に対して怒っているようで、実際のところは「宿題は親に言われなくとも自分から率先してやるべき。言われなくても宿題くらいさっさとできる子でいてほしい」という自分の願いが叶わないことに対して怒っているんです。

余裕がない時ほど怒る

例えば私の場合、「1日の中で最も子供に怒ってしまうシーンはどこか」と自己分析してみると、圧倒的に「朝の出勤前の時間」だと思いました。

慌ただしい朝、我が家では7時50分に自宅を出発するのが「私が会社に遅刻せず出勤できるリミット」ですが、朝の時間、子供達は寝起きで機嫌が悪く少しのことでも愚図り、モタモタします。

娘は登校班の集合場所まで送り出し、息子は車で私が保育園まで送り届けます。

家事をすませてリミット時間までに仕事に向かわなければならないのに、仕事はあなたたちを育てるためにフルタイムでやっているのに、「早く食べなさい」と何度催促しても子供達はのんびり食事する。

ましてや2人でふざけ合い、「そろそろ味噌汁をひっくり返しそうだ」と思って「こぼさないように気をつけなよ」と注意したにも関わらず味噌汁をひっくり返す。

ほれ見たことか!と怒りは頂点に…。

もともとこちらは、あと何分で7時50分になってしまう!という焦りから自分に余裕がありません。

寝起きの者、時間が気になる者、まさに余裕のない者同士のぶつかり合い(笑)

戦争にならないわけがありません。

自分の思い通りにいかないことに対する怒り

前述の例でいえば、
「何時に家を出るには、何時までに朝食を済ませ、何分頃には身支度をととのえ、何分頃には○○にとりかからなければならない。今のペースだと何時何分には出発できない」などという流れが親は経験からわかっています。

毎朝のことなのだから子供も理解しているはずだという思い込みや、いいかげん理解してほしい、いやそろそろ理解していないとヤバいという「親の希望」「親の期待」といった感情も含まれています。

ところが、子供は思ったとおりには動いてくれないものです。

その結果、イライラして怒りがこみ上げてきます。

でも、自分が変わることも、子供に自分のルールを理解させるのも、(社会で不自由なく生きていくために必要なことはもちろん、継続的に教えていかねばなりませんが)今すぐ効く特効薬的には難しいことです。

「怒らない自分」にはなれない

今さら「怒りにくい人」にはなれない

人は今さら変われない

「小さなことでイライラしないお母さんになりたい」
「子供に怒らない自分になりたい、変わりたい!」

そう思ったところで、40年以上こんな感じで生きてきた自分が、「今さら怒らないお母さんに生まれ変わることは不可能だ」というのが私の結論です。

最初から怒りの沸点が高い人(怒りという感情を抱きにくい人)というのは存在します。

でも、自分がそうでないなら、今さら変わりません。(私は残念ながら、怒りの沸点が低い人です)

「怒らない自分になりたい」「穏やかな自分になりたい」

残念ながらこれらの願いは叶いません。
自分ではないものを目指しているからです。

大切なのは今の自分の怒りがどこからやってくるのかを分析して、「じゃあどうやってこの怒りと付き合っていくか」について考えることです。

ことに、私たちが子供に怒るとき。

それは前述のとおり、自分の余裕がないとき、そして自分の好きなようにものごとが進まないときです。

そして私は、「起きてしまった怒りという感情をうまくコントロールする」のではなく、「なるべく怒りという感情が起きにくい、怒りそうになったら逃げられる場所をつくる」ほうが性に合っていると思ったのでした。

「起きてしまった怒りという感情をセルフコントロールする方法」は、「アンガーマネジメント」等で検索するといろいろ出てくることと思います。(※私には難しいと思ったのと、長くなるのでこの記事では詳細を割愛します)

怒らなくてもよいシステムづくり

改善すべきは「自分」や「子供の聞き分け」ではなく「環境」だと気付いたのは、ごく最近です。

「なるべく怒りという感情が起きにくい、怒りそうになったら逃げられる場所をつくる」とは、怒りが起きにくい環境づくりのこと。要は「怒らなくてもよいシステムづくり」です。

これまで私は、「今日は1日怒らないで過ごそう」と決意しながら挫折して終わったり、子供たちがこんなに親の言うことをきかないのはどこかでしつけを間違ったからかと悩んだり、

とにかく「自分」や「子供」の状態をなんとか改善しようとあれこれ考えていました。

でもやっぱり、この年で自分という人間がが変わるわけもないし、まだ幼い子供が今日から突然聞き分けがよくなるような魔法の言葉もありません。

でも、改善すべきは「環境」だと考え方を変えてみたら、毎日がとても快適になりました。

怒らないシステムをつくることは「ある程度可能」なんです。

「怒らない自分になる」のではなく「怒らない仕組みをつくる」、のです。

怒らない仕組みを作るには

怒らなくてよい仕組み

怒りたくなる状況を作り出しているのは自分だという考え方

子育てをしていて、言うことを聞かない我が子にイライラし、ついカッとなってしまう時、それはどんな状況の時か…

そう、前述のとおり自分の気持ちに余裕がない時ですよね。

アンガーマネジメント(怒りとうまく付き合っていく方法)を説く考え方の多くは、自分自身の怒りをコントロールする方法です。

前職でアンガーマネジメントに関する社会人向け講座を運営していました

ところが前述のとおり、私が達したのは「自分が変わるのは難しい」という結論。

怒りがすぐにコントロールできれば、人間苦労はしないのです。

気持ちに余裕があれば同じことをされても腹が立たないから、気持ちに余裕をつくりましょうという考え自体は納得のいくものですが、じゃあどうやって気持ちに余裕を作るのか?

それが、「怒らない仕組みづくり」です。

  • 慌ただしい朝、出発時間が迫っているのに子供がモタモタしている
  • 早く食べろと促しているのに、ふざけて味噌汁をひっくり返す

いや~、想像しただけでイラっとします。(以前のよくある我が家の風景です)

ところが、

「この時間に起こせば○時に家を出発できるはずだ」と考え、子供をその時間に起こしたのは自分。

ひっくり返される恐れのある味噌汁を朝食として提供したのも自分。

子供がやったことに対して、どう反応するかを選んでいるのは私自身ですが、そもそもその状況を作ったのも私自身なのでした。

「怒らない仕組み」の具体的な作り方

これまでに例として出している「朝の怒り」がなくなる仕組みとしては、具体的には

朝、子供がリミットを気にせずモタモタしている→ あと30分早く起こす
子供が味噌汁をひっくり返す→ 朝食に味噌汁を出すのをやめる

こういった具合です。

我が家では以前まで、娘が7時10分に家を出るために6時30分に起こしていましたが、「40分もあれば(小2ともなれば)用意できるはず」という私のルールは娘には通用せず毎朝イライラしてしまうので、起床時間を30分早めて6時に起こすように変えました。

これで毎朝の「早くしなさい!」が途端になくなり、お互い毎朝ぶつからなくて済むようになっています。

娘が「早くしなさい!」と言われずに身支度を終えるには、1時間10分の時間が必要だったというわけです。

また、味噌汁の提供をやめると同時に朝食は「ごはん食」から「パン食」へと変更。

スーパーで買った菓子パンの日もあれば、町の美味しいパン屋さんのクロワッサンの日もあれば、トーストにバターかジャムを塗っただけの日もあります。

とにかく用意が楽で、ひっくり返されるリスクもなく、なんなら食べ終わるまでのスピードもご飯+味噌汁の時代より格段に早くなりました。(これは子供の好みの問題もあると思いますが)

菓子パンには添加物が云々、菓子パンの砂糖の量はどうのこうのと思われる人もいると思うのですが、私はそれよりも毎朝の心の平和を取りました。

グルテンフリーが良いという人は、朝のイライラとグルテンを天秤にかけて選ばれたら良いと思います(笑)

起床時間を早めたことと、朝のメニューをパン食に変更したことで、我が家の朝のイライラはいっきに減りました。

その他にも、私の「怒らない」をつくる仕組みいろいろ

この朝の成功事例から、「私が子供にイライラする時ってどんな時かな?」ということを考えて取り入れた方法をいくつか紹介します。

もちろんこれは「我が家の成功事例」であって、「そうしたくたってウチでは無理!」な事案もあるでしょうが、もし皆さんのご家庭でも取り入れてみよう!というものがあったらぜひ参考にしてみてください。

先に言っておくと、我が家というか私は少々強引です。

中には「そこまでしなくても…」とか、「私はそんなふうにするくらいだったら、子供たちに合わせるな」という人もたくさんいるでしょう。(もしかしたら私、ひどい!とか言われるかも?)

そういう人は、イライラせずに子供たちに寄り添える人なんだと思うんです。

でも、子供へのイライラがどうしても消化できずにいる人がいたら、とにかく「こんな風に考えてみて」という一例です。それではどうぞ。

子供が見るYouTubeのチャンネルが苦手 → 見れないようにする

子供のyoutubeチャンネルを管理する

私自身あまり動画サイトを日常的に視聴する習慣はないのですが、子供って好きですよね!YouTubeが。

でも私は、いろいろある子供向けYouTubeチャンネルの中にどうしても苦手なものがあり、子供がそれらを視聴しているとなんだかとてもイライラしてしまうのです。(別にその番組が有害だ!と言いたいわけじゃないんです。とにかく苦手で…)

だからといって「このチャンネルはもう見たらダメ」と伝えたくても、子供達に理由を聞かれたら「私がなんとなくそのチャンネルが嫌いだから」という、なんともぼやけた説明しかできない。

そこで、我が家では突然の御触れ「YouTubeの視聴禁止令」を出しました。

少々強引なので子供達からブーイングは出ましたが、文句を言っていたのは1日だけで、翌日からはいとも簡単にYouTubeが見れない環境に適応しました。

子供に与えた逃げ場としては、「大人用のYouTubeアカウントで視聴するのは禁止だけど、私が徹底的にチャンネル管理したYouTubeKidsなら見てよい」というもの。

しかも管理下にあるチャンネルはすべて英語の聞き流しに良いと私が判断した海外の幼児番組のみ。

子供たちは私が許可した時間に限りYouTubeKidsを視聴していますが、私は「英語の勉強になっているなら、まあいいか」と、かなりおおらかな気持ちで見守ることができています。

▼具体的なチャンネル管理の方法はこちらにまとめています

YouTubeチャンネルの管理は、自分のイライラをなくす仕組みにも一役買っていますが、子供の安全のためにもすごくおすすめなのでよかったら読んでください◎

きょうだい喧嘩の声がうるさい  → 別部屋へ移動しワイヤレススピーカーで音楽を聴く

兄弟ゲンカの仲裁はしない

我が家は3歳差姉弟ですが、まあ毎日ケンカしています。(基本は仲良しでお互いのことは大好きなんでしょうけど、本当にどうでも良いことで毎日揉めています)

もちろん親が介入すべき事案の時は介入しますが、だいたいはどちらが悪いとも言えないどっちもどっちのことで、どちらかに味方してどちらかを叱るというのもなかなか難しいものです。

子供たちが過ごしているのは主にリビングかダイニングの部分なので、そんな時はスマホとコーヒーを持って別部屋に移動します。(同じ空間にいるのがキツイと思うくらい、まあまあのボリュームでケンカしています…)

別部屋(まだ使っていない将来の子供部屋としてつくってある部屋)にはワイヤレススピーカーを置いてあり、私がくつろげるクッションソファも完備。私のくつろぎ空間です。

好きな音楽を聴きながら本を読んだり、楽天でお買い物したり。

私が介入したところでおさまりもしない姉弟ゲンカに首を突っ込み、うるさい!と声を荒げて「一番うるさいのはお前だ」となるよりはよっぽど有意義な方法です。

これで子供達がケンカを始めて、「ああ今日もうるさくなりそうだな」と怒りがこみあげてきそうになったら、「私のリラックスタイムが始まる」という幸せに変換できるというわけ。

子供に服を汚される → 汚されたりシワになっても気にならない服を着る

子供に汚されてもいい服を着る

小さな子供と一緒に過ごしていると、公園遊びに付き合って服を汚したり、シチューやケチャップがべったりついた口で抱き着かれてシミがついてしまったりということは日常茶飯事。

ここで着ているのがカシミアニットなのかコットンなのか、白いのか汚れが目立たない色なのかでもかなり心理的ダメージが違ってきます。

気軽に洗濯できて、かつ仮にシミが完全に落ちなくてもショックが少ないもの、何より遠慮のない値段の洋服を選ぶことで、「一張羅を汚された」という子供に無関係の怒りを感じなくてよくなります。

ついでに言えば、家を出る直前まで着替えずパジャマで過ごすようにしています。出かけるまでに何があるか分かりませんからね…(笑)

自分ひとりの時間がない → 方法①寝かしつけをやめる

子供の寝かしつけはしない

「自分ひとりの時間がなくてずっとイライラしてしまう」というお母さん、多いんじゃないでしょうか。

私は少し前から、「子供達の寝かしつけ」という儀式をなくしました。

私の1日のタスクの中に、もはや寝かしつけはありません。

「一緒に寝てくれないと寂しい」と言われて毎日一緒にベッドに入り、「母ちゃんがいないと寝れない」という環境を作り出していたのは私自身。

初日は文句を言われますが、2日目からはしぶしぶながら子供たちは子供たちだけで寝るようになりました。

我が家では現在「21時までには布団に入る」というルールにしているので(もっと早くてもいいのですが)、21時以降は私のひとり時間が始まります。

「復活するつもりが子供と一緒に寝落ちしてしまった」ということも起こり得ません。最初から布団には入らないのですから。

もちろん一緒に寝てくれるのなんて今だけ!という気持ちになることもありますから、「今日は一緒に寝たいな」と思う日は一緒に布団に入ります。

自分ひとりの時間がない → 方法②ランニングで気分転換

子供のイライラ ランニングで気分転換

一人になりたい、何かに集中して日常のイライラを忘れたいという時には、子供たちに「ちょっと走って来るから」と告げて近所を走ってきます。

30分だけでも走ってくるとなぜか気持ちがスッキリして、かつ「ランニングというタスクを達成した」充実感で気持ちに余裕もできます。

ランニングじゃなくても、あなたの趣味や、嫌なことを忘れられる何かがあれば、良い逃げ場になりますよね!

(もちろん、子供の年齢が一定以下のご家庭では短時間でも子供だけ残して家を出られないと思いますが)

ランニングの何がいいって、「今すぐできて」「外に出られる」ものだからすごく良いのです。

外の空気を吸う、一時的に子供たちと離れるというのは本当に気分転換になります。

ひとりでゆっくり朝食が食べられない → 30分早起きしてゆっくり朝食をとる

朝食は子供と一緒に食べない

子供もそうですが、人間って空腹時にはイライラするものです。

ましてや、「(どうでも良いと思える理由の)子供のワガママで自分の食事が中断される」、それが毎朝のこととなるとどうしても怒りがこみあげてきます。(我が家の場合はこれが毎日でした)

息子は起きてすぐにトイレに行かず(行かせようとしても大癇癪でもっと大変なことになる)、先に朝食を食べたがり、かつ朝食の途中で必ず「私とトイレに行く」と言い、私は朝食を中断して息子のトイレ付き添い。

なんならそのタイミングが大のこともあり、ずっと付き添っていないと怒ります。

あ~、コーヒー冷めるな、スープ冷めるな、トースト冷めるな…
おいしく食べてた途中だったのにな…

これが息子の赤ちゃん時代なら、自分のことはすべて後回しにしてでも「おっぱいが飲みたい」「眠い」などの要望に応えられていたのですが、息子が成長し「本当はできるのにワガママでやらない」ということがどうしても許せなくなってきました。

「子供はお母さんに甘えているんだから、すべて受け止めてあげたら良い」ということは頭で理解していても、なかなか私は聖母マリアのほうな心境になれないのでした。

そこで、以前は娘と息子と私、3人で一緒に「いただきます」をして食べるというスタイルを取っていましたが、「こんなことでイライラしない自分」にもなれないし、「お母さんの食事を邪魔しない息子」にもなれないので、息子と一緒に朝食をとること自体をやめることにしました!

私には私の「こうしたい」というペースがあり、息子にも息子のペースがあり、そのお互いのペースは噛み合わない。

なので(現時点では)そのペースを無理に合わせようとするのをやめた、というわけです。

今は私と娘だけ息子より30分早く起き、2人でゆっくり朝食をとっています。息子に邪魔されずに。

美味しいね、と言いながら2人でゆっくり話せる朝の時間はとても貴重で、この「30分早起き」にはいろんな副産物がありました。

何がなんでも子供たちをお風呂に入れようとする → ほっといて自分一人で入る

子供と一緒にお風呂に入らない

現在我が家の夜のタイムスケジュールは、先にお風呂→その後夕飯、という順序に落ち着いています。

先に夕飯を食べていた時代、子供がなかなか食べ終わらない→入浴というタスクがどんどん後回しになっていくというストレスが毎日ありました。

そこで、帰宅後であろうと日中家にいる日であろうと、何はともあれ先にお風呂!その後夕飯!という順番に変えてみました。

すると今度は、「すぐに入るよ」と言っているのになかなか服を脱がない、何かしら理由をつけてお風呂に入ろうとしない、という別のストレスが勃発。(遊びの中断が嫌とか、グズグズして服を脱ごうとしないとか)

お風呂を洗って沸かしているのも私、君は服を脱ぐだけなのになぜそれができないの?と、やはり「自分の思い通りにいかない」ことへのイライラが…!

なので、「早く脱ぎなさい!」「テレビを消しなさい!お風呂が沸いたらやめるという約束だったでしょう!」と怒り、何が何でも一緒にお風呂に入ろうとするのはやめました。

その労力たるや、お風呂が沸いてから入るまでに30分かかることもザラなんです。我が家の場合はですが。

じゃあどうするかというと、「お風呂に入ろう」と声をかけてすぐに反応しない場合はさっさと私一人で入ってしまうのです。

もちろん、子供が一定の年齢になっていないと難しいと思うのですが…

我が家の場合、5歳息子は1人では入らないでしょうが、8歳のお姉ちゃんと一緒ならお姉ちゃんがサポートしつつ2人で入ることが可能なので、「今入らないなら自分たちのタイミングで勝手に2人で入りなさい」というルールです。

子供たちが後からのこのこと入ってきたら(だいたいもうその頃には私は洗い終わっています)、自分たちで体を洗って出るように伝え、先に出た自分は夕飯の用意に取り掛かる。

もちろん子供たちで「浴室の窓を開け、浴槽にフタをして、洗濯機のスイッチを入れ、お風呂の床も拭いて出る」までがお風呂です。(一緒に入れば私が最後にやりますが、それらのお風呂後の処理をしてでも「もっとテレビが観たい」を優先した結果だということにしています)

一人でゆっくりお風呂に浸かれるし、子供たちを風呂に入れようと格闘する無謀な時間が「お一人風呂時間」へと変身する。

ちゃんと洗えていないかもしれません。わきの下とか足の指の間とかおまたとか、甘い部分があるでしょう。

でも、イライラしながら一緒に入るより、1日くらいちゃんと洗えていなくても、っていうのが私の優先順位(笑)。

出来上がったら、私は先に食べてしまうこともあります。だって出来立てが食べたいじゃん!揚げ物とかさ(笑)

後から子供たちがお風呂からあがってきて、「ごはんが冷めてる」とか言おうものなら、「自分でチンしなさい」と伝えています。

普段からなんでもかんでも自分でやらせるわけではなくて、私に甘えていいんだよっていう時間はもちろんありますが、これに関しては「あたたかいご飯を食べるチャンスはいくらでもあったのに」そのチャンスを選ばなかったのは君たちです。というスタンスです(笑)

なんだか、「無駄な時間がなくなる」「今まで子供たちを風呂に入らせようと格闘していた時間が生産性のある時間に変わっている」ことで本当に気持ちがスッキリ!

同時に、「自分が選択したことの責任を自分で取る」ことの教育にもなってるんじゃないかな~って思ったり。おおげさかな?(笑)

子供だって人間だから、「今いいところなのに」すぐにテレビを消せない、もっと観たいと思うことだってあるでしょう。その気持ちは大人も分かる。大人だから我慢できることが多いけど、君たちはまだ子供だもんね。

だけどそっちを取るなら、後からこういうことが必要だから、それはちゃんとやりなさいよ、やろうと思ってたけどやっぱり面倒になった、は通用しないよ!っていう方針です。

そしてひとこと伝えます。
「本当は君たちと一緒にごはんが食べたかったなぁ。明日は一緒に食べたいなぁ」と。

「怒らない」をつくるということ

「怒らない」は、環境をととのえればつくれるんだなぁっていうことに気付いたこの1年。

もちろん、環境をととのえただけではうまくいかないこともあるので、私が「まったく怒らないお母さん」に変貌したわけではありません。

リアルにお付き合いのある友人などは、普段の私を知っているからこの記事を見て「あいぽん、いまだに怒ってるじゃん」と思っているかも。

それでも、ずいぶん減ったんだよなぁ。

子供たちを「叱る」シーンは多々あれど、自分の中の消化できないイライラは、仕組みをつくれば減らせました。

「怒らない」はつくれる!(笑)

私は最近、怒ることと天秤にかけたら、だいたいのことは「自分がイライラするくらいなら、こっちの方がいい」と思えます。

自分の中にイライラが生まれるくらいならこうするわ、っていう妥協とでもいうのかな。

極端な話、朝なんて週3で会社に遅刻してます。(それが許される会社だから、というのもあるけれど)

遅刻した分、私がいただける給与は減っているし、会社からの信用もなくしていることでしょう。私は「子供を理由によく遅刻する人」だと思われていることでしょう。

それでも、「何がなんでも遅刻しないように朝、息子に怒り狂いながら準備する」ことと天秤にかけたら、遅刻ばかりする人というレッテルを貼られたほうがマシだという優先順位なんですよね、私は。

あ~、今日も癇癪がすごいな~、手がつけられないほどワガママだな~、と息子を眺めながら、「落ち着いたら着替えようね」という気持ちでいられるのは、「もう遅刻してもいい」と思ってることと、会社に対して「うちの息子は朝こういうふうになるので遅刻することが多々あります」という「遅刻しても良い仕組みづくり」をしているからなんじゃないかなと思います。(いや社会人として、遅刻は絶対ダメだというご意見はごもっともなんですけどね…!)

本当は自分の怒り自体をセルフコントロールできたら(それがアンガーマネジメントというやつですね)一番いいのでしょうけど、いきなり変われない!というお母さん、ぜひ「怒らない仕組みづくり」から、イライラを減らしていってみてね。

それじゃ、今日はこのへんで。
またね!

あいぽんの子育てコラム① 「怒らない」をつくるということ

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