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子供に「勉強を頑張らせる」のはかわいそう?

「子供に勉強を頑張らせる」のはかわいそう?

この「あいぽんの子育てコラムシリーズ」では、当サイト運営者あいぽんが自身の子育ての中で「こう考えたらラクなんじゃないかな」と思うこと、小学生の我が子に対して思うことをコラム形式でお届けするものです。
世の中のお母さんへのアドバイス的に書いた内容の中には、自分がその通りにできているかどうかは別問題、または完全に棚に上げたものもあります。どうぞ肩の力を抜いて、ごゆるりとお読みください。

「あいぽんの子育てコラム」シリーズ2つ目の記事は、なんと前回の記事「怒らない」をつくるということ から半年以上の期間をあけてしまいました(笑)。

今回テーマにしたのは、「子供に勉強を頑張らせる」という行為はかわいそうなことなのか?ということについて。

私のブログの読者さんやInstagramのフォロワーさんは、家庭学習を頑張ろう!派の方が多いと思います。

もしかして、このことについてすでに悩んだことがある人もいるかもしれませんが…、私はたびたび言われることなので、一度ここで私の考えを書いてみることとします。

炎上覚悟なので、Instagramでは書かずにここで思いをぶつけますね。

タップできる目次

「教育ママだね」って悪意を持って言われることがある

こんなサイトを運営していると、「あいぽんさんは教育ママですね」と言われることがあります。

会ったこともない人からコメントいただくこともありますし、普段の私たち親子の頑張りっぷりを見て「そんなに勉強ばかりさせて、あいぽんはけっこう教育ママだったんだね」と直接の知人に言われることも。

共通して、「教育ママ」っていう言葉のチョイスにはちょっとした悪意があるように感じます。

「教育ママ」って、一般的には悪口ですよね?(笑)

「嫌がっている子供に無理やり勉強させるママ」「教育費をめっちゃかけるママ」みたいな。

私は子供たちのために最善を尽くしているつもりなので、そう言われると少々悲しい気持ちにはなりますが…

40代に入った私の人生目標の中には「鋼のメンタルを手に入れる」というものがありますので(笑)、最近では「教育ママだね」「子供にめっちゃ勉強させてるね」という言葉は、むしろ褒め言葉として受け取るようにしています。

なんで褒め言葉として受け取るん?ってことは、次の項で説明しますね。

子供の将来のために時間とお金をかけてあげている素晴らしいママ

「教育ママ」って、要するに「子供のために世間一般よりも時間とお金をかけてあげてる」ってことじゃないですか。

なんなら「手間ひま」も追加しとこうか。時間だけじゃないのよ、気持ちも手間もしっかりかけてるんだもの。

大変なんだよ、小学生に勉強させるっていうのは(笑)

だからむしろ悪口ではない。褒め言葉!!

今日からみなさん、「教育ママ」というワードを筆頭に「子供に勉強を頑張らせていること自体を否定的に言われること」については、肯定的にとらえるようにしましょうね!(笑)

そうです。本来、まったく嫌な気持ちになる必要もない言葉です。褒め言葉なんだから。

でも言ってくる側には悪意がありますよね…。

未就学児とか小学生とか、幼い頃から親が勉強を教えて教材を与え、「勉強させていること」自体をなんかバカにしていたり、「かわいそう」と思って非難していたり。

もう、それは言わせとけ!ってことで。

学ぶことは人生の軸です。学ぶことをやめたら人間、全部ストップです。

だけど子供は勝手には学びません。

その環境を整えてあげられるのは親だけだと思うんです。

人生の軸となる「学び」について、環境を整え、子供が実践できるよう方法を教え、声かけしてあげる。自分の時間を削って子供に勉強を教え、必要であればお金もかける母親。それが教育ママ。

え?めっちゃ褒め言葉じゃん。

みんな私のことを褒めてくれてありがとう!そのマインドでいこう。

勉強させない方がかわいそうだと思う

勉強させることは本当にかわいそうなんでしょうか?

私は、勉強させてあげないことの方がかわいそうなんじゃないかと思っています。

「子供に勉強を頑張らせるのはかわいそう」と思っている多くの大人は、きっと自分自身が勉強を嫌いだったり、あるいは勉強に楽しさを見いだせなかったタイプの人なんだろうと思います。

毎日学校に通っているのにさらに塾にも通い、家でも学校の宿題以外の課題をこなし、(まして中学受験する場合は)日々受験のプレッシャーから解放されない子供たちが不憫でならない、我が子をそんなふうに苦しませたくない・・・それやらせてる家庭、なんなん?子供がかわいそう。

「かわいそう」側の考えは、ざっとこんな感じでしょうか。

でも、「子供=勉強が嫌い」「勉強=苦しみ」って決めつけるのはおかしくないですか?

自分はそうだったのかもしれないけど、世の中の子供がみんなそうとは限りません。

もしかしたら、機会と環境を与えてあげさえすれば、その人の子供はめちゃくちゃ勉強を楽しめるタイプの子かもしれないよって思うんです。

だから私は、「勉強ばかりの子どもはかわいそう」とは思いません。

「勉強する機会や環境は親しか与えられないのに、その機会や環境を与えられない子どもはかわいそう」って思っています。

こんなことを言うと、「じゃああいぽんの子供は、サッカーが好きになるかもしれないのにサッカーを習う機会を与えられず、勉強という世界に閉じ込めてしまってかわいそう」と言ってくる意地悪な人が出てくるかも?(笑)

いやいや、サッカーも野球もスイミングも、いろいろやったらいいと思うんですよ。何かを頑張るって素晴らしい。(娘も家庭学習以外に、ピアノを習っています)

だけど、勉強ほど汎用性の高いものってないんですよね。

学ぶことによって鍛えられる脳の体力みたいなもの、何かを筋道立てて考える力、目標に向かって努力する力、ものごとを解決する力、論理的な思考力、そして自分の考えを文字にする力。

全部全部、学ぶことによって得られる効果です。

世の中の全習いごと、すべての可能性を試させてあげることはできないので、あてずっぽうに3つも4つも習い事を増やすのではなく、我が家では「勉強を楽しんでさえいれば、将来何になろうと思ったって大丈夫だから」という戦法をとっています。(子供たちにもそう伝えています)

そして身に付けた「脳の体力」があればあるほど、すべての職業に活かせると思っています。

もちろんスポーツ選手やピアニストになりたいって言われたら、勉強してるだけじゃダメなんだけど。

だけど自己プロデュースをしていかなきゃ戦えないこれからの時代、会社員にならなくとも「どうやったら自分をアピールできるか」「どんな文章で伝えたらいいか」なんてことはめっちゃ脳の体力使いますよね。

だから学ぶことは何においても重要だし、「勉強させてあげないこと」自体がかわいそうです。

これは私がもともと教育業界にいたからとか、今こういうサイトを運営しているから言うわけではなく、フラットな立場にいてもそう考えます。

そもそも「教育を受けること」は国民の三大義務のうちの1つでもあり、三大権利のうち1つでもあるんだからね!

親がきっかけを作らないと子供は勉強などしない

私は小学生の頃から塾通いしていて、当時田舎ではまだまだ珍しかった中学受験をさせてもらって、私立の難関中と言われる中学校に合格をいただきました。

決して裕福ではなかったのに中学受験にチャレンジさせてくれて、そのための塾代や中学から私立の学費を負担してくれた両親には感謝しかありません。

でも当時、自分からそういう情報を見つけてきて親に「中学受験させてください」と頼んだわけではありません。

勉強を頑張った子だけが行ける中学があり、あなたには努力すればその学校に合格できる力があると思う。頑張ってみない?と、その世界を教えてくれたのは母でした。

小学生の自分には見えていなかった世界、知らなかった世界を教えてくれたのは母だったんです。

決して強要もされていないし、勉強やれやれと言われたこともないけど、私は「努力した人だけが行ける学校」っていう響きに最高にシビれてしまい(笑)、「私はやればできると母は思っている」ということがとてつもないパワーとなり、その世界に飛び込むことにしました。

何が言いたいかっていうと、勉強だけじゃなくて例えばスポーツや音楽の習いごとだって、「親が環境を用意しないと子供が勝手に始めることはない」ということ。

最初に「これ習ってみない?」と子供を誘ってみるのは親ですよね。

頑張るかどうかは子供が決めること。

サッカーを始めたなら、子供がなるべくサッカーを頑張れるように親はサポートするし、その他の習いごとだって送迎やらアドバイスやら練習に付き合うやら、いろんな角度から親は子供を支援します。

勉強も他の習いごとも同じ。親が何かを子供にすすめること自体、めちゃくちゃう普通のことです。

ほとんどのことは、親が「サッカースクールに通ってみない?」「ピアノ習ってみない?」ときっかけを作ってあげているわけです。

子供がある日突然、親が何も勧めていないのにサッカーボールを追いかけるとかピアノを弾きまくるとか、ないわけです。(翼を除く)

ピアノなんて与えないと絶対弾けないしね。

「勉強させている」なんて子供を被害者っぽく言わないでいただきたい。

「勉強頑張ろうよ」は、「サッカー頑張ろうよ」「ピアノ頑張ろうよ」と同じです!

我が家も夫婦で考えが違った

私はもともと「勉強を楽しめた、勉強好きの子供」でしたが、実は夫はそうではありません。

夫こそ、「勉強ばかりの子供はかわいそう」側の大人でした。直接言われたこともあります。

夫はごく一般的な「勉強が嫌いな子供」だったらしく、最低限決められた宿題等はこなすものの、楽しさは見いだせなかったということでした。

なので娘が「勉強が好き」と言って毎日机に向かう姿を見て、「子供が勉強が好きであるはずがない。私にやらさせているのでは?」と思うことや、中学受験をしたいという娘に対して当初「何も小学生のころからそんなつらい思いをしなくても」「小学生、中学生の頃は思いっきり青春したらいいのに」と反対姿勢でした。(今は娘を応援してくれています)

勉強=つらいって、勉強=青春じゃないなんて、決めつけんといて!って言いました。

私は小学生の頃みんなが遊んでる時に勉強してたけど、めちゃくちゃ充実してたし楽しかったし、大学受験の時の受験勉強なんてめちゃくちゃ青春でした。(失敗したけどな!笑)

夫だって、じゃあ子供の頃何に打ち込んでいたかというと、野球に打ち込んでいたんです。(高校まで続けて、あと一歩で甲子園には行けなかったそうです)

夫にとっての野球が、娘にとっては勉強だっただけ。

自分の体験=我が子の体験、自分の気持ち=我が子の気持ちではありません。

(もちろん、自分が勉強好きだったからといって我が子がそうとは限らない、ということも言えますが)

子供は勉強が嫌いなわけじゃない

勘違いしてはいけないのは、「勉強は嫌いだ」と思っている子供の多くは勉強自体が嫌いなのではなく、「強要される・叱られる・分からない・人と比べられる」のが嫌なのです。

もし勉強嫌いな子がいるなら、それは周囲の大人(主に親)のアプローチがイマイチだったということだと思います。

勉強は、夢を叶えたり人生を切り開いたりするための手段。

同時に、知識欲を満たすためのツールでもあります。

だけど分からないことやできないことは、大人だって嫌いですから(笑)、子供だって大嫌いなのです。

分からないなら、分かるように。

まだ分からないなら、もっとさかのぼって簡単なところから。

ヤル気が出ないなら、頑張ったご褒美を。

叱ったり間違いを強く指摘されると子供もつらいので、「なんでこんな簡単な問題も分からないの!?」という気持ちはグッとこらえて、10問のうちたった1問でも正解していたら最高の褒め言葉を。

子供は分かる!と思えば楽しくなるし、それで結果がついてこようものなら(テストで前より良い点を取れた、など)、もっと頑張ろう!次は100点だ!って勝手にヤル気を出します。

勉強という行為自体を悪者扱いしないでほしいなあ、というのが「教育ママ」としての気持ちです。

子供を勉強させることは本来、批判されるようなことではないんです。

勉強ができるのは、勉強ができる親子のほとんどが努力しているから。

また、子供本人も、勉強を嫌がっているかと言えば必ずしもそうではありません。

30年前の私自身がそうであったように。

まとめ|「教育ママ」は褒め言葉!

子供が本気で嫌がっていなければ、何をやらせてもかわいそうなんかじゃないのは勉強もスポーツも同じです。

なぜ勉強だけ「かわいそう」と言われることが多いのか…、きっと勉強は競技人口が多くて(というかほぼ全員小学校~高校まで少なからず取り組むことになるので)、「嫌い、苦手」と感じる人口も多いからなんだろうな…

本気で嫌がってるスポーツ系の習いごとを辞めさせない親もけっこういると思うんですが、それは「かわいそう」と言われることが少なそうなのが不思議!

ということで、今後も「教育ママだね」と言われたら「お褒めいただいて、ありがとうございます!」って返そうかなと思っています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
あいぽん
(2児の母)

業界首位の教育系企業で10年間、新規講座の開発・運営・営業業務、フィリピン留学のエージェント業に携わる。(営業成績は社内首位を駆け抜ける)

家庭との両立のため退職後、現在は会社員として働きながらメディア運営や情報サイトでの執筆活動を行っています。

Ameba公式トップブロガー
・育児情報サイト連載・執筆多数
・著書「泣いて笑って親になる! 超絶忙しいママたちの育児あるある日記 (MSムック) 」(共著)
Instagramでは娘が生まれてからの育児日記を掲載中

当サイトでは「塾に行かなくても、家庭学習だけで成績は上がる!」をモットーに、家庭学習を頑張る親子を応援する情報を発信しています。

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